毛猛山塊南部? 城山(305.3m)、薬師山(250m) 2011年5月3日

所要時間 8:42 駐車場−−9:13 城山−−9:30 スキー場−−9:35 薬師山−−9:40 巡視路分岐−−9:47 斎場−−10:01 駐車場

概要
 大沢集落奥のお寺脇の雪に埋もれた車道から登り、薬師山東の送電鉄塔の巡視路から斎場脇に下り、麓を歩いて車に戻る。稜線上は林道や遊歩道が続いて歩きやすいが、山腹は根曲がり潅木で覆われ無雪期に道が無いところは登れない。城山はTV中継所が林立した場所で展望良好。薬師山は低い潅木に覆われた中に登山道がある

 竜海山では軽すぎるのでもう1か所登ることにして、小出市街地のすぐ東の薬師山と城山を目指した。ここなら距離が近いのでまとめて登れるだろう。城山には林道が通っており、そこから薬師山まで破線が通っているので籔は大丈夫だろう。なお、山名事典の薬師山は地形図で神社マークが書いてある230m肩ではなく、その東の250m峰である。

お寺手前で除雪終了 雪に埋もれた林道を進む

 車を走らせると薬師山南東山麓に小出斎場があり、そこから山脈の南側を通って林道入口に到着、「科学の碑入口」の看板があった。この科学の碑というのがどういう意味合いのものでどこに設置されているのか不明だが、とにかく林道に用事があるのでその点を知らなくても問題は無い。除雪はここまででトイレ前の広場に車を置いて歩きだした。

林道をショートカット 植林の上部は灌木激藪

 お寺の東側の残雪に埋もれた広場は「農村公園」だそうだ。そこを突っ切って直進、林道が左に曲がるところでショートカットのため残雪の杉植林斜面を登って再び林道に出る。これより上部は植林が終わって自然林となるが、根曲がり低木が多くて残雪は消え籔が酷く林道を歩くしかなかった。林道は東に迂回するがそれを辿るしかない。

電波塔の立つ城山山頂 稜線北側で再び残雪登場
ここを山頂向けて登った 城山山頂
山頂の祠 三角点

 林道が稜線を乗り越えて山頂北側を巻き始めると雪が現れるようになり、ショートカットのため浅い谷を直登する。雪は締まって歩きやすくすぐに山頂に到着。ここには4つのTV中継所が立っており、真新しい1つにはいくつものTV局名が書かれており、たぶん地上デジタル放送の共同中継所なのだろう。デジタル化後は残り3つの建物とアンテナは撤去されるのかもしれない。古い石碑もあり、昔から信仰登山で地元で登られていたようだ。山頂は雪が消えており三角点も無事発見できた。

城山山頂付近から見た薬師山方向 ちょっと荒れた林道を進む

 再び残雪で林道に下り、薬師山向けて西に向かう。城山山頂から分岐する林道になると荒れた路面となるが歩く分には問題なし。稜線北側の様子が見えるようにあるがスキー場東側からも車道が上がっているのが見える。ただ、ここも除雪されておらず今は足で登るしかない。山菜取のジモティーが2名ほど歩いていた。

北側から上がる林道は舗装道路 スキー場最上部
まだゲレンデには雪があった スキー場から見た薬師山
こんな立派な道が続く 薬師山山頂
送電鉄塔東ピークからの展望(クリックで拡大)

 北側の車道が合流すると再び舗装道路となってスキー場てっぺんのリフトに到着。無雪期はここまで車で入れるようだ(林道にゲートが無ければ)。その先は稜線上に遊歩道が刈り払われており籔の心配は無かった。送電鉄塔手前の250m峰から南に巡視路が下っているのを発見、帰りはこれを下って下界経由で車に戻るのがいいだろう。その先の低灌木に覆われたピークが山名事典の山頂で標識等は無かった。地元では神社マークの肩が薬師山山頂なのだろう。まあ、私の基準は山名事典だから・・・。

巡視路を下る 下部は植林帯でカタクリが咲く
巡視路入口 斎場

 戻って巡視路を下り始める。ここは刈り払いが無ければ根曲がり灌木で激藪漕ぎの尾根だ。この標高でこの植生だから雪国は怖い。下部は杉植林帯でカタクリも見られた、最後は道が薄くなるが斎場脇に出た。ここには目印がぶら下がり目立たないが巡視路の標識があるので分かるだろう。

 斎場からは一度車で走った舗装道路をのんびり歩いて駐車場に戻った。
 

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